エマジェネティックス 学習への動機づけ

エマジェネティックスでは思考と行動特性の違いによっても学習へのアプローチが異なると考えています。

例えば青(分析型)の特性が優勢の場合

 ・ 根拠は明確か?

 ・ 講師の信頼性は?

 ・ 費やした時間以上の価値は得られるのか?

 ・ 自分の将来とどのような関係があるのか?

一方で緑(構造型)の特性が優勢の場合

 ・ タイムラインとの整合性

 ・ 整然とした進行

 ・ 資料に誤字脱字はないか

 ・ 詳細な情報が網羅されているか

 ・ 実施可能な行動計画

そして赤(社交型)特性が優勢であれば

 ・ グループディスカッション

 ・ グループワーク

 ・ 共有

 ・ 講師とのアイコンタクト

 ・ 体験談

 ・ 誰が言った言葉なのか?

さらに、黄色(コンセプト型)特性の場合

 ・ 字ではなく絵や図

 ・ ユニークで創造的な進行

 ・ 将来にどんな関係があるか

 ・ イメージが膨らむか

 ・ 変化が感じられるか

などが、学習やプレゼンテーションに動機づける要素になります。

更に、行動特性も考えれば

自己表現性が左寄りの人が多ければ、クラスは静かな雰囲気で進み、右寄りであれば相当賑やかでしょう

自己主張性はクラスの進行ペースにも関係してきたり

柔軟性は講師の言い間違え、板書の誤字、スケジュール変更などにも関係がある

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私のプロファイル特性で言えば、私は以下のような学習の進行を好みます

 ○ 創造的でグループワークを多用し、活発に意見を話し合い発表する。

 ○ 理論よりも感覚や体験談に興味を持つ。

 ○ 自分の持論と違っても、それが自分の考えと違えば違うほど、積極的に話を聴く。

 ○ 時間の進行はあまり拘らないけれど、講義など同じような状況が続くと集中力を欠く。

 ○ 他の受講者のことが気になり、グループディスカッションなどでは感情を害さないように注意を払う。

そして、講師として研修を行う際も、何の制約もなければ同じような形で進行している可能性が高い訳ですね

ということは ・・・

 ○ 一貫性のある進行を好む

 ○ 独学や座学を好む

 ○ 理論や根拠が大切

 ○ 変化に対しては慎重

 ○ 時間通りに進行することは大切

 ○ みんなの前で発言するのは苦手

というような受講者の学習にとって「私の当たり前」は阻害要因が満載な訳です。

ですので、思考分類上は優位性でない青と緑の部分に留意して研修を設計して進行する必要があります。

エマジェネティックスと出会い、講師としてエマジェネティックスの研修を行うようになってから、明らかに研修の組み立てや進行が変わりました。

そして、それによって受講者の皆さんから頂戴する評価も向上したように思います。

違いをうみだす科学 エマジェネティックス

思考と行動の分析ツール「エマジェネティックス」で「普通の違い」を明確にし、コミュニケーション力やチーム力を大幅に向上することが可能になります。 日本で初めてエマジェネティックスのマスターアソシエイトとして認定された中村(YAS)がエマジェネティックスを使った様々な事例をご紹介します。

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